創業記念日を迎えました

ダフトクラフト株式会社は6月14日で創業4周年となりました。
この日を無事に迎えることができたのは、弊社社員、取引先の皆様、家族のおかげです。いつも本当にありがとうございます。

この1年で起きたこと・変わったこと

 

組織体制について


ダフトクラフトは創業当時から少数精鋭・自律分散型のティール組織になることを目標にしており、オフィスレス、フルリモートワーク、フラットな関係性、ミニマムなルール、情報のオープン化からなる組織運営をしていました。創業から2020年度までは中途採用のみ行なっていましたが、2021年春からは新卒採用も始めて、今年も春と秋にインドから2名の新人を迎えることになりました。

しかし、このような自律分散型の組織に新卒社会人が入社したら、当然のごとく様々な問題が発生しまして…。この1年は『会社としてあるべき姿キャンペーン』を立ち上げ、組織の基盤見直しに取り組みました。

なかでも特に一番議論したのは、メンバーの採用条件です。
仲間を迎え入れる前に、ダフトクラフトらしさとは?社会に対して何をしていけるのか?どうなりたいのか?というような根源的な議論をしました。そこから、どんな人を仲間にしたいか?向いているかという基準が言語化できました。その新しい基準で採用されたのが今年秋入社のインド人学生だったりします。

そしてもう一つ、組織内の『権限移譲』に春から取り組んでいます。
弊社は小さくオーナーシップが強い会社で、さらにモノづくりの拘りの強い人が社長の組織です。開発現場において、私の発言が力を持ってしまいますが、『自律分散型組織』にしていくためには、メンバーひとりひとりが担当領域を持ち、責任をもって成果を上げていけるようにする必要があると考えています。そうすることで、私に譲歩できない想いが強まる。そんなバチバチな開発現場にしていくために、私が握っている担当/責任領域を『分散』する改革が進行しています。

権限移譲は形式だけのものではなく、決済権をセットにすることを試みてます。「Pay for Business」という、バーチャルカードの支払い情報が経理や経費精算システムとリアルタイム連携するカードサービスがあるのですが、そちらを正社員全員に渡すことにしました。カードを社員に悪用されるという性悪説の視点も必要ですが、利用限度額に制限を付けるなどの工夫はできます。運用を始めて数ヶ月経ちましたが、問題は今のところ発生していません。

そんな『権限移譲』を強く意識したのは、昨年春入社のオオタが、1年で着実に成長し非常に頼もしい存在になってくれたという経験が大きかったです。新人のオンボーディングや展示会準備などで活躍する彼女の姿は既存メンバーの刺激になっていますし、続く新人も成果を上げて活躍できる好循環が巻き起こることを期待しています。

会社のビジョンについて

2022年1月には、2年ぶりにビジョンをリニューアルしました。

VISION『日本の創意工夫に革新を』

ダフトクラフトにとって、『Company of One』= 【市場に合わせた急激な成長ではなく、自分らしくあり続けながら成長をする会社】 という考え方は大きな軸になっています。Company of One を目指して進んでいくために自社のパーパスについて議論をしたことが、ビジョンのリニューアルに繋がりました。

市場全体では「メタバース」の潮流が強くあります。ですが我々は、現実世界で人が心豊かに生きていける仕組みを、XR技術で創意工夫をして、社会に提供していきたいと考えています。その想いを込め、ビジョンをリニューアルしました。

さいごに

私個人の話にはなりますが、経営者としての自信もついてきました。SNSに写真をアップすると「太ったなぁ。」と必ず関係者からのコメントがありますが、体重は2020年の春をピークに、今は8kgほど落としてます。本厄を乗り切って貫禄が増したと思っていただけますと幸いです(笑)

そして最後になりますが、6月末に開催されるXR総合展に出展することになりました。そこで2つのサービスを発表する予定です。
ひとつは名刺に関するサービスで、もうひとつは社員研修に関するサービスです。詳細については別記事にそれぞれまとめます。

5年目も引き続きよろしくお願い致します。

Picture of 花島 渉

花島 渉

Daftcraft, Inc. CEO