「未知の領域だったけれど、未知の領域だったからこそ!」末松 – 広報【ダフトクラフト メンバーインタビュー #3】

こんにちは、ダフトクラフト株式会社の広報担当の末松です。

メンバーインタビューの第3回は、恥ずかしながら私の話。昨年の春から仲間入りしたのですが、それ以前はxRという言葉すら知りませんでした。
今回は花島代表を聞き手に、そんな末松がダフトクラフトに参加したきっかけやここまでの歩みについて話しました。

「xRってなんですか? なんだかおもしろそうですね!」

— ダフトクラフトのメンバーになろうと思ったきっかけは?

おもしろそうだなと始めたばかりだったビジネスマッチングアプリのyentaで花島さんと知り合って、初めて会って話したのが一昨年の秋のことでしたよね。

その当時の私は、ARとVRの違いがかろうじてわかる程度でVRは経験したこともなく、「xRってなんですか?」と、無知も無知といったところ。
ヘッドマウントディスプレイの名称すら知らなかった私に広報をやらないかと声をかけてくれるところから、オモロイ会社だなと思いましたよね(笑)。

知らない領域で経験がないからと断るのは正しい判断のひとつだと思うのですが、自分がまだ知らない領域だと、私はかえってワクワクするんです。世の中のトレンドを発信する仕事を経験してきたのもあり、自分が知らないということはきっとまだ多くの人が知らない世界だろうと判断でき、だからこそ大きく広がっていく無限の可能性があると思ったんです。

以後、何度か花島さんと話していく中で、xRがただ未知のものというだけでなく、自分やそれ以外の人にとっても魅力となる面も見えてきたのも大きな決め手だったかもしれません。

初めてOculus Questを使ったときのことは今でも忘れませんが、自分がいいと感じたモノ・コト・ヒトを応援する仕事をしていたいと心から思います。

雑誌編集者を目指していたが

— どんな学生だった?

他のメンバーのみんなと違い、本当に開発にもVRやARにも縁遠い道を歩んできたと思います。

子どもの頃からテレビや雑誌が好きだったので、学生時代は社会学部でメディアについて学んでいました……と言いながら、学校へ行っても図書館にこもったり、朝からキャンパスとは逆方向の電車に乗って出かけて映画館に入り浸ったりしている学生でした。

当時からインターネットが好きだったので、立ち上がったばかりだったブログサービスに映画の感想や日々のつれづれを書いたりもしていました。なんの変哲もない単なる日記だったのですが、それを介して年齢や性別、地域を超えたコミュニケーションができることがおもしろかったんですよね。書くことやコミュニケーションの考え方のベースは、この頃の経験が大きく関わっているように思います。

— 就職活動は?

学生時代からさまざまな働き方をされている方と交流があったので少し悩みはしたものの、メディア志望だったため、従来通りの就職活動をしました。

小学生の頃から愛読していた雑誌の出版社で編集者になるのがいちばんの希望でしたが、最終選考で敗退。そこからしばらく抜け殻のようになったものの、秋口まで就職活動を続け、ようやく最終面接まで進んだのがある人材系企業でした。その面接中に号泣してしまうハプニングがあったのですが、インターンをしてみるかと助け舟を出していただき、その会社に制作職で内定をもらって長い就職活動を終えました。

— 社会人になってからの話を教えてください。

恥ずかしい話なのですが、インターンまでさせていただいて入社したにもかかわらず、実は半年も経たずに辞めてしまいました……。ただでさえ、イレギュラーな採用をしてもらったという負い目があったのに、研修でも最下位となってしまい、自分の中の理想と現実のギャップが大きく、想像以上にできない自分に耐えられなくなってしまったんです。

得意分野は?自分の居場所は?と悩んだ10年間

その後は編集プロダクションに入り、雑誌編集の仕事に就きました。主に、韓国のドラマや映画、音楽に関するエンタメ系の雑誌を担当していました。

もともと希望していたので雑誌を作る仕事へのやり甲斐は感じていたのですが、編集プロダクションというのはとても薄給で、そう長くはもちませんでした。やりたいことと生活を天秤にかけるのはつらいものがありますが、生活は大事ですからね。

— その後はどうしたの?

広告系の大手プロダクションに紙媒体のアシスタントプロデューサーとして入ったのですが、リーマンショックの影響で仕事内容が代わり、Web関連の担当に。紙とWebの違いに大変苦労しましたが、当時急激に伸びていた外資系クライアントの担当だったのもあり、予想していなかった新たな世界を知ることができ、良い経験だったと思います。

クライアントとの関係はとても良好でしたが、当時正社員でなかったこともあり、会社やマネージャーとの関係がうまく構築できず、いつしか悩むようになっていました。同時に、業務自体についてもローカライズと制作進行が主だったため、ずっと続けていける仕事だろうかと考えることも増えていって。

その後は再度紙媒体の編集、携帯コンテンツの制作を経て、服飾系メーカーに入り、初めて広報を経験しました。その会社では私が6人目の社員だったため、ECやWebプロモーション、店頭用の販促物制作など、当初の業務は多岐にわたっていましたが、最も評価されたのがブログでの発信をはじめとした文章を介したコミュニケーションでした。

一般のお客さまにも“ブログの人”として認識されていき、オンラインオフライン問わずに“ブログの人”の人格が確立された頃には組織も成長して、専任で広報の担当に。メディアの方とのリレーション、展示会の運営、カタログや販促物のディレクションなどの広報業務に携わりました。それまでは記事やコンテンツを作ることが全てでエンドユーザーの反応をダイレクトに感じたことはなかったため、こんなに楽しい仕事があったんだと天職のようにも思っていました。

“天職”を見つけたはずだった

— 天職だと感じていたのに、その仕事を離れたのは?

お客さまとブランドへの愛が強くなればなるほど、自分の思いと会社の考え方の齟齬が歯がゆく感じるようになっていったんですよね。ここでは正社員として働いていたものの、なぜか自分が外部の人間のように感じられるようなことも増えていき、また年齢やさまざまな壁にも当たって、深く思い悩んでしまったんです。

昔から独立して仕事をされている方が周りに多いのですが、その中で当時のお客さまであり、私の仕事を見てきてくださった方に「一旦離れてみたら、見える景色が変わるかもしれないよ」と進言いただいて、離れてみることに。
辞めた直後は後悔もありましたが、いくら愛情が強くてもブランドを客観視できないのは広報としても致命傷になりかねない状態だったと思うので、今となっては正しい選択だったと腹落ちしています。

以後、転職活動もしてはみたものの、現在のフリーランスという形に収まりました。

編集の仕事であれ、広報の仕事であれ、その立ち位置は違えどやっていることは本質的に同じだと自分では思っているのに対し、職種が一貫していないことを転職活動のたびに問われてきました。

ですが、会社員を辞めてみると、逆にこれまでのキャリアや現状のワークスタイル、私の考え方を面白がってくださる人が増えたんですよね。そのひとりが花島さんであり、ダフトクラフトです。

仲間になるのに、働き方なんて関係ない

—— ダフトクラフトについて、どう思っている?

本当に面白い組織だなと思います。

会社員時代に疎外感を感じていた私が、ここでは仲間だと感じられているんですよね。フリーランスは外部の人間と割り切って考えられている企業も多い中、メンバーの一員=仲間として接してもらえるのはとてもありがたいこと。時間としてはどうしても限定的になってしまうのですが、精神面ではフルコミットに近い気持ちです。

「オモロイもん作ろう」というダフトクラフトのビジョンの「オモロイもん」の中には、この組織自体も含まれているんだろうなと思っています。

私は開発メンバーとは異なり、ゼロイチでなにかを生み出す役割ではありません。ですが、彼らが生み出すサービスやソリューションを一緒に面白がってくれる人を見つけたり、彼らがのびのびと働くための文化や環境を作ったりするアシストはできると思うんです。

「xRってなんですか?」と言っていた頃よりはこの領域についての知識は深まってきていると思いますが、いい意味で、最も近くにいる部外者的な存在であり続けたい。そんなふうに思います。

ダフトクラフトだからできること、私だからできること

— ダフトクラフトにおいての仕事について教えてください。

ダフトクラフトでは、広報や採用に関わっています。
独自プロジェクトもありますが、多くが共同開発のため、容易にプレスリリースを出せるわけではありません。ですが、そんな中でもできることを積み重ね、まずはダフトクラフトをより多くの人に見つけてもらうことが私の任務だと考えています。

広報だけでなく編集としても活動しているので、もちろんどちらにも価値があるという前提をクリアする必要はありますが、広報としての私と編集としての私がタッグを組んで露出に結びつける方法なども模索しています。そういった話に限らず、自分に関わりのあるものが良き相乗効果を生んでくれるなら、自分がどんな立ち位置かに関係なく、どんどん結びつけていけたらいいと思うんです。

フリーランスの広報の中でも亜種なのだろうと自分でも思いますが、少々イレギュラーだと承知しながらも私を面白がってくれるダフトクラフトだからこそ、どんな変化球のアプローチもきっと活きるはずだという気持ちがあります。

この組織だからこそ、そして私だからこそできることを活かし、ダフトクラフトに貢献していけたらと思っています。

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