こんにちは、ダフトクラフト株式会社の広報担当の末松です。
先日の宣言通り、今回からはダフトクラフトの所属メンバーのインタビューで、それぞれのパーソナリティを掘り下げていきます。メンバーを知ることで、ダフトクラフトについてより深く理解いただけたら!
さて初回は、Unityエンジニアの渡邊さんをご紹介します。昨年、「VRの開発に携わりたいです」と未経験分野だったUnityの開発をスタート。日々モノづくりに熱狂する、生粋の“ダフトクラフター”な彼女に話を聞きました。
映像に関わる仕事がしたい
— 学生時代、渡邊さんはどんな学生だったのでしょうか?
工学部情報工学科で過ごしました。もうずいぶん前のことになってしまい、あまり覚えていないなあ。
B’zのコピーバンドをしたり、ドミノピザやPHSのサポートセンターなどでバイトしたり、毎週レンタルビデオで5本の映画を見る目標を立てて3本で力尽きたりしていて、勉強は……全然しなかったですね(笑)。
— 就職活動はしましたか?
はい。映画など映像に興味が強かったので、初めての就職活動では映像系企業にプログラマとして入社することを望んでいました。
第一志望にも最終選考まで進めたのですが、最後の面接で「女性だから」と門戸を閉ざされてしまいました。悔しかったですね。時代が時代だったせいもあるとは思いますが、「結婚したら」「妊娠したら」という類の質問は、他の企業の面接でも当然のように聞かれました。
ですが、一方で「女性エンジニアを増やしたい」と考えている企業も多く、就職氷河期と言われていたわりにそれほどの苦労をせず、就職できました。流れにうまく乗れたのだと思います。
長時間労働もいとわなかったほど、開発が好き!
— 就職活動の結果、渡邊さんのキャリアはどのように始まったのでしょうか?
やはり「映像に関わる仕事がしたい」という思いが強く、シミュレータの製造メーカーを選びました。新幹線の運転士が訓練するためのドライビングシミュレータ、防衛向けの訓練用シミュレータなどを製造している企業です。私は、ソフトウェア開発を担当しました。
当時は、長時間作業するのが当たり前でしたね。納期直前になると、会社に泊まり込むこともザラ。でも、実はそんな状況も結構好きでした(笑)。
あるとき、会社で新規事業を立ち上げようと盛り上がり、「VR/ARを取り入れたい」という意見が出ました。当時からこの分野に興味があった私はかなり乗り気だったのですが、新規事業開拓自体が、社長交代によってご破算に。とてもがっかりしたことを、今でもよく覚えています。
「女性だから」という呪縛
— それが転職の理由になったのですか?
もちろんひとつのきっかけでしたが、「女性だから、昇進はさせられない」と、上長から直々に宣告されたことが大きな引き金になりました。
そう言われたおかげで今の自分があるので、今となってはある意味感謝していますが、当時はもうこの会社にいる意味ないと失望し、転職を決意しました。
— 転職先は、どのように選んだのでしょうか?
自社開発の地図エンジンを使用したアプリ開発をする企業に入社したのですが、決め手は家からの近さでした。安易と言われるかもしれませんが、結構重要な要素ですよね。
しかし、入社3日目から遠くの客先常駐になってしまい。面談の際、客先常駐はないと言われたはずなのに。会社を信用できなくなってしまいました。
2社目選びの失敗を経験し、やはり好きなことを仕事にしないとダメだと、一念発起。
人生も折り返し地点を過ぎた気分ではいますが、映像に関わることがしたいという原点に立ち返り、ずっとやりたかった未経験分野のUnityにチャレンジすることにしました。
それと同時に、フリーランスという新しい働き方に取り組むことに。
そんな矢先に出会ったのが、このダフトクラフトです。
性別も年齢も関係ない、好きなことにチャレンジできる場所=ダフトクラフト
— ダフトクラフトのメンバーになろうと思ったきっかけはなんですか?
Unityでの開発にチャレンジしたいという気持ちが大きいですが、それと同時にダフトクラフトの「オモロイもん創ろう」というミッションに、頭をかち割られたような気がしたからです。
これまでいたのが堅い業界だったせいもありますが、BtoB企業が創る対象を「オモロイ」と感じているとは、なんてオモロイんだろう!と思ったのです。

— ダフトクラフトにおける渡邊さんの現在の取り組みを教えてください。
現在、Unityエンジニアとしてダフトクラフトに参加しています。
最近、注力して取り組んでいたプロジェクトが終わり、次は新たに持ち上がった社内新規事業のPoCに携わる予定です。
フリーランスなので、もちろん他社の仕事もありますが、ダフトクラフトでの勤務時間はフレキシブルに組ませてもらっています。まだまだ駆け出しなので、とにかく技術力をアップできるよう、努力の日々ですね。
— フルリモートも初めての経験かと思いますが、どう感じていますか?
ダフトクラフトでは緊急事態宣言以前からフルリモートですが、犬の散歩で気分転換をしたりしつつ、規則正しい生活を送れていると思います。
リモートに限った話ではありませんが、仕事をうまくやっていくために気をつけているのは「報・連・相」と納期です。自由にやらせてもらえていますが、それは結果をきちんと出せてこそ。仕事の基本ではありますが、この働き方にはより重要だと考えています。
これまで、そしてこれから
—— これまでの一番の挑戦、そしてこれから挑戦してみたいことについて教えてください。
やはり、長年やってみたかった未経験分野のUnityにチャレンジしたことです。
「女性だから」「未経験だから」「若くないから」と、さまざまな理由でチャレンジできない人も多いと思います。が、それは環境による思い込みである場合が多いかもしれません。
今、私が1社目で諦めたVR/ARに携わり、未経験だったUnityで開発できているのは、ダフトクラフトに出会えたからです。
また、フリーランスになると決めた際、「地域密着」なことがやりたいと思っていました。このあたりもダフトのビジョンと合致していて、私にうってつけ。まさに、私の望んでいた会社です。仲間に入れてもらえたことに、とても感謝しています。
身に付けなければいけないスキルが多く、xR、Unityエンジニアとして一人前になるために努力を続けていかなければなりません。会社にも貢献できたらと思っています。
